art cruise gallery by Baycrew's

Toranomon Hills,
Tokyo

EXHIBITIONS

佐藤雅晴「REAL≒UNREAL」

2026.7.1(Wed)-8.23(Sun)

本展は、アーティスト・佐藤雅晴がドイツ在住時に制作した初期作品から後年の作品まで、映像と平面作品を織り交ぜて構成されています。

佐藤は、現代美術、映画、アニメーション、メディアアートの領域を横断しながら、日常の風景に潜む不確かさを見つめてきた作家です。ビデオカメラで撮影した映像を一枚ずつトレースし、再構築していくロトスコープの手法によって、現実の風景は、どこか夢の中の出来事のような静けさと違和感を帯びていきます。

そこに描かれているのは、特別な事件や劇的な場面ではありません。部屋、街角、人の気配、光の揺らぎ。誰もが目にしたことのあるような風景でありながら、それらは「いま見えているものは、本当にここにあるのか」という問いを、静かに差し出してきます。

佐藤の作品に向き合うとき、私たちは、現実と記憶、存在と不在、見ているものと見えていないもののあいだを行き来することになるでしょう。その曖昧な感覚こそが、作品の強い詩情を形づくっています。

初期から後年にいたる佐藤の作品を横断しながら、その表現に通底するまなざしと、日常の風景が持つ静かな雄弁さを、ぜひ会場でたどってみてください。

佐藤雅晴

1973年大分県生まれ。美術家。1999年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了後、2000年から2002年まで国立デュッセルドルフ美術アカデミーに研究生として在籍。実写映像をトレースし、アニメーションとして再構築するロトスコープの手法を用いながら、日常の風景に潜む不確かさや、存在と不在のあわいを静かに描き出した。主な個展に「ナイン・ホール 佐藤雅晴展」(川崎市市民ミュージアム、2013年)、「ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴―東京尾行」(原美術館、2016年)、「佐藤雅晴 尾行-存在の不在/不在の存在」(大分県立美術館、水戸芸術館、2021年)など。主なグループ展に「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「横浜トリエンナーレ2020 Afterglow」(横浜美術館)、「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、2024年)など。第12回岡本太郎現代芸術賞特別賞、第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。作品は原美術館、森美術館、大阪中之島美術館、大分県立美術館、東京都現代美術館などに収蔵されている。2019年逝去。

住所
〒105-5503
東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F
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入場料
無料
営業時間
11:00-20:00(19:30Last entry)
休廊日
6/30まで休廊・7/1よりOPEN